独化学大手BASFの石油・天然ガス子会社ヴィンタースハル(カッセル)は5日、ノルウェー石油・エネルギー省に石油・ガス田の開発・操業計画(PDO)を提出した。同社はロシア、リビアへの依存度を下げるためにノルウェー事業を強化しており、その一環として今回の計画を実施する。
ノルウェー海にあるマリア石油・ガス田を提携先2社と共同で開発する。3社の投資総額は153億クローネ(約18億ユーロ)で、出資比率はヴィンタースハルの現地子会社が50%、ノルウェーの国営企業ペトロが30%、英セントリカ・リソーシズの現地子会社が20%。
可採埋蔵量は約1億8,000万石油換算バレル(BOE)で、その大半を石油が占める。2018年末から操業を開始し、約23年間、採掘する見通しだ。