ドイツポストは7日、本人確認手続きをビデオチャットで行えるサービスを開始した。インターネットを利用した取引やサービスの拡大を受けて本人確認をオンラインで簡単に行えるサービスの需要が拡大していることに対応。まずはパソコンで利用できるサービスを立ちあがた。7月からはタブレットPC、スマートフォンでも利用できるようにする。
消費者がドイツポストの本人確認サービスを受けるためにはこれまで、ドイツポストの実店舗に出向かなければならなかった。今後は店舗のほか、オンラインチャットでも同サービスを受けられるようになる。
例えば、同サービスでドイツポストと提携する銀行に消費者が口座を開設する際は、本人確認を行うため同銀行のサイトからドイツポストの当該サイトへと自動的に移動。消費者がオンラインでの本人確認手続きを選び必要事項を記入すると、コースセンター職員とのチャットが始まる。
同職員の指示に従って手続きを進めると携帯電話にSMSでトランザクション認証番号(TAN)が送信。同TANをパソコン画面に入力すると手続きが終了する。所要時間は数分と短い。
手続きの際は身分証明書と携帯電話が必要。また、パソコンはマイクとウェブカム、スピーカーを搭載していなければならない。
同様のサービスはすでにIDナウ(ミュンヘン)、WebIDソリューションズ(ベルリン)などが提供している。