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2015/5/27

企業情報

ダイムラー―ブレーメンとベルリン工場を近代化―

この記事の要約

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は21日と23日のプレスリリースで、ドイツ北部のブレーメンと東部のベルリンにある乗用車工場の近代化・拡張計画を発表した。投資額は計12億5,000万ユーロ。 ブレーメン工場は中 […]

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は21日と23日のプレスリリースで、ドイツ北部のブレーメンと東部のベルリンにある乗用車工場の近代化・拡張計画を発表した。投資額は計12億5,000万ユーロ。

ブレーメン工場は中型車「Cクラス」の旗艦工場で、計8モデルを生産している。今後さらに2モデルを追加する。同工場の近代化では生産工程の全面的なネット化(インダストリー4.0)を実現する方針で、これに伴い従業員に研修を施すとしている。一連の措置の投資額は計7億5,000万ユーロ。従業員500人の増員も予定している。

ベルリン工場では現在、6気筒ディーゼルエンジンと部品を生産している。ダイムラーは同工場を今後、最先端製品の製造に特化させる方針で、総額5億ユーロを投資。そのうち1億5,000万ユーロを今年、計上する。

ダイムラーは23日、コネクテッドカー、および電気自動車・プラグインハイブリッド車へのワイヤレス給電の分野で米無線通信技術大手のクアルコムと提携合意したことも明らかにした。メルセデスベンツの車両にクアルコムの技術を搭載していく。