独乳製品最大手のDMKドイチェス・ミルヒコントーア(ブレーメン)は21日、オランダ2位のチーズメーカー、DOCカースと合併すると発表した。DOCカースの出資者集会で95.3%がDMKの合併提案を受け入れており、DOCカースは来年1月1日付でDMKグループに入る。
DOCカースはロシアによる欧州連合(EU)産食品の輸入禁止と国内チーズ消費量の減少を受けて業績が悪化している。DMKグループに入れば原料である牛乳の調達コスト低下などが期待できることから、同グループの合併提案を受け入れた。
両社はともに協同組合型の企業で、DOCカースは来年からDMKの出資者となる。DMKの売上高は53億ユーロで、DOCカースの10倍に上る。