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2015/6/10

経済産業情報

ドイツ鉄道がデジタルサービスを拡充

この記事の要約

ドイツ鉄道(DB)は5日、顧客向けのデジタルサービスを拡充すると発表した。まずは今月末からスタート。段階的に種類を増やしていく。 同社のスマートフォン用アプリ「DBナビガトーア」に新たな機能を追加。6月末から同アプリを使 […]

ドイツ鉄道(DB)は5日、顧客向けのデジタルサービスを拡充すると発表した。まずは今月末からスタート。段階的に種類を増やしていく。

同社のスマートフォン用アプリ「DBナビガトーア」に新たな機能を追加。6月末から同アプリを使ってカーシェアリング子会社フリンクスターで車両の手配をしたり、DBの貸自転車を見つけることができるようにする。自宅から予約電車の座席までをナビゲートする地図サービスも提供する考えで、準備を進めている。

今秋には高速鉄道ICEの車内で情報・娯楽ポータルサービスを開始。顧客は旅行のアドバイスを得たり、ニュースを見たりできるようになる。また、現在は一等車に限られている無線LANの無料サービスを2016年中に二等車にも広げる。

同社は現在、事業・サービスのデジタル化に向けて約150のプロジェクトに取り組んでおり、例えば、駅のエレベーター、エスカレーターが故障した場合、技術センターに自動通報するシステムを開発中。自動通報により問題を早期に把握し、速やかに修理できるようにする狙いだ。