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2015/6/10

経済産業情報

スマホ決済の利用に前向きな消費者は3割

この記事の要約

スマートフォンを店舗の専用端末にかざすだけで決済を済ませることができる近距離無線通信(NFC)の利用に前向きなドイツの消費者は29%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が8日に発表したアンケート調査結果で分か […]

スマートフォンを店舗の専用端末にかざすだけで決済を済ませることができる近距離無線通信(NFC)の利用に前向きなドイツの消費者は29%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が8日に発表したアンケート調査結果で分かった。すでに利用している人は7%、将来的に利用することが考えられる人も22%に上っており、Bitkomのウルリヒ・ディーツ副会長は「スマホは近い将来、現金とならぶ重要な決済手段になる」との見方を示した。

スマホ決算は特に若年層で利用に前向きな人が多く、同回答は27%に上った。すでに利用している人も14%と全体の2倍に達する。

ドイツの小売店でスマホ決済が利用できるレジは合わせて約60万カ所で、全体のおよそ8%にとどまる。ディーツ副会長はNFC機能を搭載するレジが広く普及すれば、スマホ決済の利用は急速に増えるとの見方を示した。