独中堅小売チェーンのシュトラウス・イノベーション(ランゲンフェルト)は19日、会社更生手続きの適用をデュッセルドルフ区裁判所に申請したと発表した。3~4月の販売不振で資金不足に陥り、冬物製品を調達できなくなったためと説明している。同社は昨年1月、自己管理型経営再建手続きの適用を受け、8月に投資会社ミューレック・ファミリー・オフィスに買収されたばかり。
シュトラウス・イノベーションは衣料品やホームテキスタイル、装飾用品、家具、ワインなど幅広い分野の商品を販売するチェーン店で、ドイツ国内に計77店舗を展開。オンラインショップも運営している。従業員数は約1,100人。
同社はミューレック・ファミリー・オフィスの傘下で、店舗レイアウトの変更や取扱商品の高品質化を図ったが、効果は出ていないもようだ。