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2015/6/24

企業情報

シュヴァルツ―今後5年で売上1000億ユーロに―

この記事の要約

小売大手の独シュヴァルツ・グルッペ(ネッカースウルム)は現在793億ユーロの売上高を今後5年で1,000億ユーロに拡大する計画だ。クラウス・ゲーリヒ社長が経済誌『マネージャー・マガチン』に明らかにしたもので、ディスカウン […]

小売大手の独シュヴァルツ・グルッペ(ネッカースウルム)は現在793億ユーロの売上高を今後5年で1,000億ユーロに拡大する計画だ。クラウス・ゲーリヒ社長が経済誌『マネージャー・マガチン』に明らかにしたもので、ディスカウントチェーン、リドル(Lidl)の大幅拡大と郊外型大型店カウフラント(Kaufland)の事業改革を通して実現する。

リドルについては進出先国を増やす考えで、米国市場には2018年に参入する。同国では当初、およそ50店舗を展開し、段階的に増やしていく。ドイツ本国と進出済みの国では店舗の大型化・近代化を推し進める。

カウフランドの店舗は現在、ドイツに計640カ所ある。今後は「店舗面積の広いディスカウンター」というコンセプトで事業を展開する考えで、取扱商品の種類を削減するなどしてコストを圧縮していく。店舗数は増やさない。