筆記用具ブランドの「シュタビーロ(Stabilo)」で有名なシュヴァンホイサー・インダストリー(ヘロルズベルク)は7日、アウトドア用品製造のマイヤー・スポーツ(Maier Sports)を買収すると発表した。アウトドア用品部門を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。取引の成立には独禁当局の承認が必要。
マイヤー・スポーツは西南ドイツのケンゲンに本社を置く老舗メーカーで、アウトドアウエアブランドの「マイヤー・スポーツ」、バイクウエアの同「ゴンソ(Gonso)」を展開している。従業員数は160人。製品をドイツ本国で開発し、トルコと極東の自社工場で生産している。
シュヴァンホイサーは筆記用具・化粧品事業が頭打ちになったことを受けて2006年にリュックサック製造のドイター(Deuter)を買収。高成長が見込めるアウトドアスポーツ事業に参入した。現在は登山用品ブランド「オルトボックス(ORTOVOX)」も傘下に持つ。