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2015/7/22

総合 - ドイツ経済ニュース

6月生産者物価、エネルギー除くと下げ幅0.2%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年6月の生産者物価指数は前年同月比1.4%減となり、これまでに引き続き低下した。エネルギーが4.4%減となり、全体が強く押し下げられた格好で、エネルギーを除いたベースでは下落率が0 […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年6月の生産者物価指数は前年同月比1.4%減となり、これまでに引き続き低下した。エネルギーが4.4%減となり、全体が強く押し下げられた格好で、エネルギーを除いたベースでは下落率が0.2%にとどまった。

エネルギーでは石油製品が12.4%落ち込んだ。灯油が22.7%低下、軽油も11.9%下落した。ガソリンは6.6%減で、電力と天然ガスは下げ幅がそれぞれ5.0%、3.4%だった。

非耐久消費財も1.5%減となり足を強く引っ張った。下落幅が大きかったのは砂糖(32.6%)、バター(16.4%)、牛乳(15.6%)で、食肉(家禽を除く)も6.8%落ち込んだ。菓子は4.1%増、コーヒーは10.5%増だった。

中間財も0.4%落ち込んだ。飼料と穀物粉がそれぞれ6.9%、5.8%の幅で低下。化学基礎材料と鉄筋も各4.3%、4.4%下落した。金属は0.8%上昇した。

投資財は0.7%増で、耐久消費財も1.3%上がった。

6月の生産者物価は前月比では0.1%減となり、5カ月ぶりに落ち込んだ。エネルギーが0.4%減となったことが大きい。中間財はプラスマイナス0%で、投資財、耐久消費財、非耐久消費財はそれぞれ0.1%上昇した。