ドラッグストア大手のdmドロッゲリー・マルクト(カールスルーエ)は14日、オンラインショップを同日付で開設したと発表した。サービス拡充方針の一環で、当面は利益や売り上げを期待しない。
取扱商品は約9,000種類で、今後さらに増やしていく。輸送は有料で、輸送用パッケージ1個当たり4.95ユーロを課金する。顧客は注文する商品を選びながらパッケージ内に何パーセントの空間が残されているかを確かめられるため、本人の予想に反してパッケージが2つになり輸送料金が膨らむことはない。最低購入金額は25ユーロに設定した。
顧客は注文した商品を自宅や小包ステーションに運ばせるほか、全国に1,700カ所以上あるdmの実店舗で受け取ることもできる。実店舗で引き取る場合も4.95ユーロの輸送量がかかる。
競合ロスマンやミュラーは数年前からオンラインショップを運営している。ただ、利益は上がっておらず、ロスマンは同売上高2,700万ユーロに対し、100万ユーロの赤字を計上している。