半導体製造装置メーカーの独アイクストロン(ヘルツォーゲンラート)が28日発表した2015年6月中間期決算の営業損益(EBITDAベース)は2,180万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の1,340万ユーロから63%拡大した。開発費の増加が影響。純損失も18%増の2,760万ユーロに膨らんだ。売上高は10%減の8,070万ユーロだった。
業績不振にもかかわらず、経営陣は15年12月期の売上高が前期の1億9,380万ユーロから2億2,000万~2億5,000万ユーロに拡大するとした予測を据え置いた。6月末時点の受注残高が1年前の水準を37%上回る9,120万ユーロに達しているほか、ユーロ安ドル高がプラスに働くとみているためだ。EBITDAについても15年下半期中に黒字転換するとしたこれまでの予測を堅持した。
同社は12年から赤字を計上している。