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2015/8/5

経済産業情報

シニアが活動的に、65~69歳の就労率14%

この記事の要約

ドイツの高齢者が以前よりも活動的になっていることが、連邦統計局が7月29日に公表したデータで明らかになった。それによると、65~69歳の就労率は昨年14%に上り、05年の6%から2倍以上に上昇した。そのうち39%は自営業 […]

ドイツの高齢者が以前よりも活動的になっていることが、連邦統計局が7月29日に公表したデータで明らかになった。それによると、65~69歳の就労率は昨年14%に上り、05年の6%から2倍以上に上昇した。そのうち39%は自営業者として働いており、同割合は60~64歳の16%を大きく上回っている。

コンピューターを利用する65歳以上の高齢者は57%で、10年に比べ8ポイント上昇した。インターネット利用者の割合も35%から45%に増加。大学の聴講生に占める高齢者の割合は31%から42%へと拡大した。

こうした傾向を反映してか、交通事故者に占める高齢者の割合は1994年の16%から29%へと増加した。高齢者は人口全体の21%(13年末現在)にとどまる。

病院で治療を受けた患者に占める高齢者の割合は43.2%で、10年前の38.5%から増加した。

要介護の高齢者は220万人。その3分の2は在宅介護を受けている。

統計局は全人口に占める高齢者の割合が60年までに33%へと拡大すると予測している。