欧州航空宇宙大手のエアバスが部品製造で今後、3Dプリンターを積極的に活用していく考えだ。航空機製造への3Dプリンター導入を担当するペーター・ザンダー氏が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、同社はすでに部品の10%を3Dプリンターで内製することを決定した。
エアバスはすでに3Dプリンターを購入しており、2016年にチタン製部品、同年半ばにステンレス製部品、17年にはアルミニウム製部品の量産を開始する。
ザンダー氏は、例えばリベットを用いない主翼のフラップを18年にも量産できるとの見方を示した。従来のフラップに比べ低コストで軽量なうえ、安定性も高いとしている。