高級キッチンウエアで有名な独WMF(ガイスリンゲン)は11日、インドのコーヒーチェーン、コーヒー・デイと共同で同国に合弁会社を設立したと発表した。事業の国際化戦略の一環で、コーヒー市場が拡大するインド、東南アジア向けに業務用コーヒーメーカーを製造する。WMFは51%を出資し、経営権を確保した。10月から業務を開始する。
WMFのスイス子会社シェーラー(Schaerer)の製品を現地の気候・習慣に合わせて改良し、まずは印南部バンガロールの近郊にあるコーヒー・デイの工場で生産。17年からは同地に新設する工場に生産を移管する。
コーヒー・デイはインド最大のコーヒーチェーンで、栽培から販売までを一貫して手がけている。国内の200以上の都市に合わせて約1,500店舗を展開する。
WMFはコーヒー・デイの販売網を利用して業務用コーヒーメーカーを販売していく。