保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は24日、ロンドンの下水道建設プロジェクト「テムズ・タイドウェイ・トンネル」を、同社を中心とする企業連合が落札したと発表した。金融市場での運用が難しくなっていることから、保険業界では長期の安定収入が見込めるインフラ事業を強化する動きが強まっており、アリアンツは今月上旬、高速道路のサービスエリア運営会社である独タンク・ウント・ラストを共同買収することも明らかにした。
テムズ・タイドウェイ・トンネルのプロジェクト総額は42億ポンド(57億ユーロ)。同企業連合は7月に優先交渉権を獲得していた。