自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は4日、露カルーガ工場でエンジン生産施設の開所式を行った。ロシアでエンジンを生産する外国メーカーは同社が初めて。式典にはメドベージェフ首相などが出席した。
3年をかけてエンジン生産施設を建設した。現地生産車の少なくとも30%に現地調達部品を投入するとした2011年3月のロシア政府との取り決めに基づく措置で、投資額は約2億5,000万ユーロに上った。年産能力は15万基。
カルーガ工場で生産するのは最新技術を搭載した1.6リットルガソリンエンジン。同工場でVW「ポロ」、シュコダ「ラピッド」に組み込むほか、現地メーカーGAZと合弁運営するニジニ・ノヴゴロド工場でVW「ジェッタ」、シュコダ「オクタビア」「イエティ」に搭載する。