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2015/9/9

企業情報

アルバ―出資受け入れ交渉―

この記事の要約

独廃棄物処理大手のアルバ(ベルリン)が出資受け入れに向けた交渉を進めている。債務の圧縮が狙い。交渉はすでに進展した段階にあり、10月にも合意する見通しという。経済紙『ハンデルスブラット』が消息筋の情報として報じたもので、 […]

独廃棄物処理大手のアルバ(ベルリン)が出資受け入れに向けた交渉を進めている。債務の圧縮が狙い。交渉はすでに進展した段階にあり、10月にも合意する見通しという。経済紙『ハンデルスブラット』が消息筋の情報として報じたもので、同社の広報担当者は交渉の事実を認めた。

アルバは売上高が26億ユーロで、独業界2位に付けるものの、2011年から赤字が続いている。このため、エリック・シュヴァイツァー氏(独商工会議所連合会会長)などの出資者は最大49%の資本を投資家に売却。5億ユーロの資金を得る考えという。

交渉先の投資家は最低4社で、そのうち少なくとも3社は中国企業という。アルバは売却益で債務を圧縮して資金調達コストを引き下げるほか、中国事業拡大の資金を得る方針とみられる。