自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の金融子会社フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービシズ(VWFS、ブラウンシュヴァイク)は16日、モバイル決済サービス事業者サンヒル・テクノロジーズの株式92%を取得し傘下に収めたと発表した。モビリティに関連するサービスを強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。
サンヒルはスマートフォンを使った駐車場料金の決済サービスを手がける企業で、同社のシステムは欧州の150カ所以上の駐車場で採用。利用者数は200万人を超える。モバイル決済の分野でドイツをはじめとする欧州の移動通信サービス事業者と2001年から共同開発を行っているという。