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2015/9/23

経済産業情報

難民登録用アプリをSAPが開発

この記事の要約

ソフトウエア欧州最大手のSAPは16日、難民登録用スマートフォンアプリの開発に取り組んでいることを明らかにした。現在、ドイツ当局と協議を進めている。 ドイツなどを目指す難民はほぼ例外なくスマホを持って移動している。故郷の […]

ソフトウエア欧州最大手のSAPは16日、難民登録用スマートフォンアプリの開発に取り組んでいることを明らかにした。現在、ドイツ当局と協議を進めている。

ドイツなどを目指す難民はほぼ例外なくスマホを持って移動している。故郷の家族と連絡を取ったり、各国の難民対策の最新情報を得るためで、スマホは‘命綱’とも言うべき存在だ。

SAPはこれに着目して開発に着手した。難民はドイツに向かう途上で学歴や職歴、ドイツに親族がいるかなどの情報をアプリで入力。当局はこれら難民の個人情報を事前に入手できるため、難民認定手続の加速を期待できる。

SAPは現時点で受注を獲得しておらず、当局が同アプリを採用するかどうかは未定だ。