自動車部品系の複合企業ボッシュ(シュツットガルト)は22日、包装機械製造の米クリクロク・ウッドマン(Kliklok-Woodman)を買収することで合意したと発表した。自社の包装機械部門(ボッシュ・パッケージング・テクノロジー)を強化する狙い。買収金額は明らかにしないことで合意した。取引の成立には独禁当局の承認が必要。
クリクロク・ウッドマンはジョージア州ディケーターに本社を置く企業。菓子や冷凍食品、乳製品用の包装材製造機械を手がけている。英ブリストルにも事業拠点があり、世界の従業員数は約240人。昨年は6,500万ドル(約4,900万ユーロ)を売り上げた。
ボッシュ・パッケージング・テクノロジーはシュツットガルト近郊のヴァイプリンゲンに統括拠点がある。世界15カ国の30カ所以上に事業拠点があり、従業員数は6,100人に上る。近年は買収を通して製品の種類やグローバル体制の強化を推し進めており、2012年には独アムパック(Ampack)、15年にも米オスグッド・インダストリーズ(Osgood Industries)を傘下に収めた。