独化学工業会(VCI)が3日発表した独業界(製薬を含む)の7-9月期(第3四半期)の売上高は前期比2.5%減となり、2四半期ぶりに落ち込んだ。世界のほとんどの地域で売り上げが後退。鉱工業生産が安定している欧州も振るわず、国外は3.5%減少した。国内も1.0%減だった。
7-9月期の業界生産高は前期を1.4%下回った。出荷価格は0.6%増となり、2四半期連続で上昇した。工場稼働率は82.6%で、前期の83.5から0.9ポイント低下した。
2015年通期では生産成長率で1.5%、出荷価格で2.5%減、売上高で横ばいの約1910億ユーロを見込む。