ドイツ連邦統計局が10月30日発表した2015年1-9月期の小売売上指数(自動車販売店を除く)は前年同期比で実質2.8%増と大幅に拡大した。雇用の安定や低インフレなど消費を取り巻く環境が良好なことが反映された格好で、食料品店は2.2%、非食料品店は3.3%の伸びを記録した。通販はインターネット販売の利用拡大を受けて伸び率が8.8%に達した。このほか、コスメティック・医薬・医療品店も2.5%増と好調だった。
9月の小売売上は前年同月比で実質3.4%増加した。小売売上は昨年12月以降、5月を除いて前年同月を毎月、上回っている。