フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは10月29日、来年1月1日付で予定していた航空機発着料金の値上げを見合わせると発表した。認可当局であるヘッセン州経済・交通省との間でコスト計算に関する見解の相違が埋まらなかったため、値上げ申請を撤回した。同社は計画を見直したうえで再び申請を行う考えだ。
フラポートは来年1月から料金を1.9%引き上げる計画だった。これに対し航空会社は反発。独航空会社全国連盟(BDF)のミヒャエル・エンゲル会長は、フランクフルト空港の料金は国内空港平均を40%上回り、ミュンヘン空港に比べても28%高いとして、値上げを不当と批判していた。