特殊化学大手の独エボニック(エッセン)が4日発表した2015年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、調整済み)は前年同期比31%増の6億5,300万ユーロと大幅に拡大した。飼料添加剤や医薬品産業向け事業を展開するヘルス&ニュートリション部門が85%増の3億8,200万ユーロと好調で、全体が押し上げられた格好。売上高は4%増の33億6,500万ユーロ、純利益は69%増の1億8,800万ユーロにそれぞれ拡大した。
同社は15年12月期のEBITDA(調整済み)を従来予測の約24億ユーロに据え置いたものの、これをやや上回る可能性があることも明らかにした。ロイター通信によると、アナリスト予想平均は25億ユーロに上る。