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2015/11/11

経済産業情報

オンラインバンキングへの懸念強く

この記事の要約

オンラインバンキングに対するドイツの消費者の信頼感が低いことが、ICカード大手ジェムアルトの委託を受けて調査会社エムニド(Emnid)が実施したアンケート調査で分かった。それによると、オンラインバンキングの利用者は全体の […]

オンラインバンキングに対するドイツの消費者の信頼感が低いことが、ICカード大手ジェムアルトの委託を受けて調査会社エムニド(Emnid)が実施したアンケート調査で分かった。それによると、オンラインバンキングの利用者は全体の45%に過ぎず、60歳以上では29%にとどまった。最高は30~39歳の67%だった。

オンラインバンキングへの不信感が強いのは安全性に懸念があるためで、口座から不正に預金を下されることを心配する人は回答者全体の57%を占めた。「口座の動きを外部の者が不正に閲覧する」ことを懸念する人も25%いた。

また、オンラインバンキングの利用者でも「セキュリティに関する情報を銀行から現在よりも多く得られれば利用頻度が増える」との回答が42%と多かった。銀行が安全性について十分な説明を行っていないことが浮き彫りになった格好だ。