独電気電子工業会（ZVEI）が23日発表した独電機製品の9月の輸出高は151億ユーロとなり、ひと月の額としては過去最高を記録した。前年同月比の伸び率は4.0％で、これまでに引き続き低下した。1～9月の累計は前年同期比7.2％増の1,284億ユーロと伸び率が大きい。
ユーロ圏向けの9月の輸出高は前年同月比3.7％増の49億ユーロだった。スペイン（14.2％増の4億9,500万ユーロ）、ポルトガル（13.1％増の1億700万ユーロ）、フィンランド（12.1％増の1億3,700万ユーロ）、ラトビア（11.8％増の1,600万ユーロ）、スロバキア（10.7％増の2億1,500万ユーロ）向けが2ケタ台の伸びを記録。イタリア（7.4％増の7億4,700万ユーロ）、オランダ（7.3％増の7億5,900万ユーロ）向けも好調だった。
ユーロ圏外向けは102億ユーロで、4.2％増加した。2ケタ増となったのはポーランド（27.0％増の7億5,900万ユーロ）、ルーマニア（19.0％増の2億4,900万ユーロ）、チェコ（17.5％増の6億3,400万ユーロ）、メキシコ（17.4％増の1億5,700万ユーロ）、米国（16.9％増の14億ユーロ）、デンマーク（10.1％増の2億800万ユーロ）向け。米国向けは為替差益の効果が大きい。
中国向けは7.7％減の13億ユーロとなり、2カ月連続で落ち込んだ。ロシア向けは29.2％減の2億5,800万ユーロ、ブラジル向けは14.7％減の1億100万ユーロだった。
