ドイツ機械工業連盟(VDMA)が23日発表した独業界の2015年1-9月期の輸出高は1,160億ユーロで、前年同期を2.6%上回った。仕向け先国別でみると、米国が14.2%増の125億ユーロ(シェア10.7%)と大きく拡大。中国(同4.7%減の120億ユーロ)を抜いて最大の輸出先国となった。メキシコも46.6%増と大幅に伸びており、北米は全体のけん引車となった。
輸出先3位はフランスで3.1%減少、同5位のイタリアは12.2%増加した。
ポーランドは15.9%増となり、ロシアを抜いて東欧最大の輸出先国となった。世界全体でも8位に付けている。欧米の経済制裁で経済が低迷するロシアは26.7%となり、ドイツ製機械の輸出先ランキングで10位にとどまった。