ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した11月の失業者数は前月を1万6,000人下回る263万3,000人となり、1991年6月以来の低水準を記録した。BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は、労働市場の好調が続いていると指摘。難民の急増は現時点で失業増につながっていないとの見方を示した。
失業率は横ばいの6.0%。失業者数は季節要因を加味した実質でも前月を1万3,000人下回った。
国際労働機関(ILO)基準の10月の失業者数は186万人で、失業率は4.4%だった。
11月求人件数は61万件で、前年同月から9万6,000件増加。前月比でも実質1万1,000件拡大した。求人指数BA-Xは前月比4ポイント増の206に達した。
専門人材は交通・物流、流通業界で最も不足。これに機械・自動車、金属製造・加工、金属製品、メカトロニクス、エネルギー・電機、医療が続いた。