鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は11月25日、プラント子会社ティッセンクルップ・インダストリアル・ソリューションズがサウジアラビアのセメント大手ヤママ・サウジ・セメント・カンパニーから大型受注を獲得したと発表した。受注額は1億ユーロのケタ台の後半で、同社がセメント分野で獲得した受注で過去最高という。
首都リヤドの東およそ80キロの地点にセメント・クリンカーの生産ライン2本をターンキー方式で設置する。同生産ラインの日産能力は2万トン。2018年から操業を開始する。
両社は1960年代から取引があり、ティッセンクルップはこれまでに計7つの施設を請け負った実績を持つ。