独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)は7日、同行のオンライン投資プラットホーム「マックスブルー」で「ロボット・アドバイザー」サービスを開始すると発表した。各投資家に最適の投資ポートフォリオをアルゴリズムを利用して自動提案。投資経験の豊かな顧客のほか、若い新規顧客を獲得していく考えだ。
ロボット・アドバイザーはコンピューターで行う投資家向けの資産運用サービス。ドイツではネットバンクなど一部の銀行がすでにサービスを行っているものの、伝統的な銀行はこれまで見合わせてきた。
ドイツ銀はロボット・アドバイザーサービスを「アンラーゲフィンダー(AnlageFinder)」というブランド名で展開する。顧客の投資家に投資の目的や期間、リスク受容度などを質問したうえで、最適の投資ポートフォリオを提案。また、投資対象が特定の分野に偏っている場合などは代替案を提案する。
同行はアンラーゲフィンダーを独西部のミュールハイム・アン・デア・ルールに拠点を置くフィンテック(ITを活用した金融分野のスタートアップ企業)のフィンサイト(Fincite)と共同で開発した。