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2015/12/9

経済産業情報

郵便料金が大幅値上げ、需要減が背景に

この記事の要約

独連邦ネットワーク庁は4日、ドイツポストの郵便料金値上げ申請を承認したと発表した。20グラム以内の封書料金が62セントから70セントへと13.0%引き上げられるなど値上げ幅は1989年以来の大きさで、消費者や企業の郵便離 […]

独連邦ネットワーク庁は4日、ドイツポストの郵便料金値上げ申請を承認したと発表した。20グラム以内の封書料金が62セントから70セントへと13.0%引き上げられるなど値上げ幅は1989年以来の大きさで、消費者や企業の郵便離れに拍車がかかる可能性がある。来年1月1日付で料金を引き上げる。今回の料金改定を受けて、2018年末までの3年間は新たな値上げが禁じられる。

500グラム~1キロの郵便料金も2.40ユーロから2.60ユーロへと8.3%上昇。書留は2.15ユーロから2.50ユーロへと16.3%引き上げられる。

国際郵便ではハガキと20グラム以内の封書がそれぞれ80セントから90セントへと値上げされ、50~500グラムの封書も3.45ユーロから3.70ユーロに改定される。

ドイツポストは法改正を受けて、向こう3年間の郵便料金を最大7.5%引き上げることができるようになった。ネットワーク庁によると、今回の値上げでは同引き上げ上限枠を最大限、利用したという。

背景には電子メールや携帯電話、SNSの普及を背景に郵便需要が減少していることがある。政府はドイツポストが郵便事業で利益を上げ全国的な郵便網を維持できるようにする目的で、法改正を実施した。

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