欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2015/12/16

企業情報

ボルクヴァルト―5年後をめどにIPO―

この記事の要約

今年54年ぶりに本格的に復活したドイツの自動車メーカー、ボルクヴァルト・グループ(シュツットガルト)が新規株式公開(IPO)を視野に入れている。業界紙『オートモビルボッヘ』が13日報じ、同社が追認したもので、5年後をめど […]

今年54年ぶりに本格的に復活したドイツの自動車メーカー、ボルクヴァルト・グループ(シュツットガルト)が新規株式公開(IPO)を視野に入れている。業界紙『オートモビルボッヘ』が13日報じ、同社が追認したもので、5年後をめどにフランクフルト市場でデビューする考えだ。

ボルクヴァルトは戦前から1961年にかけて乗用車、トラック、バスを製造していたメーカーで、ドイツ北部のブレーメンに本社を置いていた。

創業者カール・ボルクヴァルトの孫が復活させ、今年9月のフランクフルト国際モーターショー(IAA)でオフロード車「BX7」を初公開した。ラインナップには航続距離が250キロメートルの電気自動車(EV)のほか、プラグインハイブリッド車とエンジン車をそろえる。

同モデルは提携先である中国の北汽福田汽車(Beiqi Foton Motor)と北京で共同生産し、来春から中国で販売を開始する予定だ。すでに同国のディーラー40社と契約を結んでおり、人口100万人以上の50都市で販売店を確保した。来年末までにはディーラーを100社に増やす計画。

ドイツでも17年に発売する。また、インド、ブラジルなど新興国市場への投入も計画している。

企業情報
経済産業情報
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |