眼鏡製造の独ローデンストック(ミュンヘン)は9日、英投資会社コンパス・パートナーズが同社に資本参加すると発表した。ローデンストックは2007年、独投資会社ブリッジポイントに買収されており、新たな大株主を得たことになる。出資比率など具体的な情報は公表しないことで合意した。
コンパス・パートナーズは同日、ブリッジストンの資産ポートフォリオに3億6,000万ユーロを投資することで合意したと発表した。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が消息筋の情報として報じたところによると、コンパス・パートナーズはローデンストックの過半数株を獲得するという。
コンパス・パートナーズはロンドンに拠点を置く投資会社。ローデンストックはコンパス・パートナーズが持つ世界的なネットワークやノウハウを活用し事業の国際化を一段と推し進める考えだ。
ローデンストックは1877年創業の高級眼鏡メーカーで、2004年に英投資会社パーミラが買収。パーミラは07年、ブリッジストンに7億ユーロ強で転売した。