ブラウンシュヴァイク工科大学は11日、リチウムイオン電池のリサイクリングを行うパイロット設備を敷地内に設置したと発表した。電気自動車(EV)の使用済み電池からリチウム、ニッケル、コバルトなどの原料を回収。資源を有効利用するとともに、国外への資源依存度を引き下げる狙いだ。
同設備ではEVからリチウムイオン電池を取り出したうえで残存する電力を構内の電力網に供給。充電量をゼロにしたうえで資源を取り出す。新たに開発した技術を用いており、リサイクル比率は75%と高い。これまでは同60%を下回っていた。
同設備は連邦環境省が進める「LithoRecⅡ」プロジェクトの支援を受けている。