独樹脂加工業界全国連盟(GKV)が10日発表した2015年の独業界売上高は前年比1.3%増の598億ユーロとなり、これまでに引き続き過去最高を更新した。包装材と自動車・機械・電気製品用部品がそれぞれ2.7%、2.5%増えて全体をけん引。0.9%減となった建材の不振が相殺された。生産量は横ばいの1,360万トンだった。
2015年はポリエチレンとポリプロピレンを中心に原料価格が大きく変動したため、業界企業の多くは安定供給を確保するために在庫を大幅に積み増した。GKVはこれを受け、輸入原料関税の廃止を政府に訴えた。(「目で見るドイツの経済・社会」を参照)