製造業売上3カ月ぶりに減少、2月は-0.5%に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.5%減となり、3カ月ぶりに下落した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)がそれぞれ0.8%、0.6%低下。ユーロ圏外も0.1%落ち込んだ。統計局は今回、1月の同売上成長率を当初の1.1%から0.8%に下方修正した。

2月の製造業売上を主要部門別でみると、減少幅が最も大きかったのは情報機器/電子・光学製品で、3.1%に達した。ユーロ圏が7.3%と特に大きく、国内も3.3%に上った。機械は1.6%減、自動車・自動車部品はプラスマイナス0%だった。増加したのは化学(増加率0.4%)、金属製品(0.2%)、食料品・飼料(0.1%)の3部門だけで、伸び率も小さかった。

2月の製造業売上(物価・営業日数調整値)は前年同月比では1.3%増加した。ユーロ圏が3.1%拡大。国内も1.9%伸びた。ユーロ圏外は0.6%減少した。

1~2月の累計(物価・営業日数調整値)は前年同期比1.7%増で、内訳はユーロ圏3.5%増、国内2.1%増、ユーロ圏外0.5%減だった。

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