ドイツ連邦統計局が12日発表した3月の卸売物価指数は前年同月を2.6%下回り、2015年1月以降で最大の下落幅となった。石炭・石油製品が17.6%低下したことが最大の押し下げ要因。このほか穀物・葉たばこ・種子・飼料(10.0%減)、鉱石・金属(7.3%減)、動物(6.2%減)も下げ幅が大きかった。化学製品は3.8%減、牛乳・乳製品・卵・食用油脂は3.5%減だった。
一方、天候の影響で青果・じゃがいもは5.4%上昇。電算・周辺機器・ソフトウエアも0.9%高くなった。
3月の卸売物価指数は前月比では0.3%増となり、8カ月ぶりに上昇へと転じた。石炭・石油製品はプラス2.0%で、鉱石・金属も1.1%高くなった。