エーオン―北海に風力発電パーク、スタトイルと共同建設―

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は25日、ノルウェー国有石油・天然ガス大手のスタトイルと共同で北海のドイツ海域に風力発電パークを設置すると発表した。再生可能エネルギー事業の強化方針に基づく取り組みで、同パークが完成するとエーオンはドイツの北海、バルト海両海域で風力発電を行う唯一の事業者になるという。

「アルコナ(Arkona)」と命名された同プロジェクトの投資総額は12億ユーロ強で、両社はそれぞれ50%を出資する。2017年までに着工し19年から発電を開始する予定だ。リューゲン島の沖合35キロメートルの海域に開設する。

風力タービンは6メガワット級のシーメンス製品60基を調達する。発電容量は計385メガワットで、住宅40万世帯の需要に相当する。

シーメンスによると、同社は世界2位の洋上風力発電事業者という。

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