ルフトハンザ・テヒニク―エンジン整備分野で人員削減―

航空大手ルフトハンザのメンテナンス子会社ルフトハンザ・テヒニク(ハンブルク)は22日、航空機エンジンの整備分野でドイツ国内の従業員2,000人のうち700人を削減することで、サービス労組Verdiなどと合意したと発表した。時代環境の変化で整備需要が減少したことから、人員整理に踏み切る。

今後5~8年で同分野の従業員を1,300人へと削減していく。早期退職制度などを活用することで、経営上の理由による整理解雇を回避する。

人員整理は主に本社所在地ハンブルクで実施。同地のエンジン整備要員は1,100人となる。

背景には航空機エンジンの性能向上を受けて、整備の回数が減っていることがある。かつては20年に3回の頻度だったオーバーホールは最新エンジンでは同2回に減少している。

ロールスロイスやジェネラル・エレクトリックなどの航空機エンジンメーカーが販売契約時に長期メンテナンスを追加するようになったことも今回の人員整理につながった。

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