ドイツ鉄道(DB)は7月27日、駅と列車内の警備体制を強化すると発表した。ヴュルツブルクのローカル線で18日に起きたイスラムテロを皮切りに無差別殺傷事件が国内で相次いだことに対応。警備員を数百人、新規採用するほか、既存の警備員に研修を施しセキュリティの質と量をともに向上させる考えだ。
DBの警備員は現在3,700人で、駅構内や車内に投入されている。鉄道を担当する連邦警察の警官5,000人と連携して活動する。
ドイツでは計700の駅にビデオカメラが設置されている。また、DBの列車にも計2万7,000台が搭載されている。DBは昨年、ビデオ監視の強化に向けて今後数年で8,500万ユーロを投資することを決めた。