BASF―スリランカに初の工場開設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は22日、スリランカにコンクリート添加剤工場を開設したと発表した。BASFが同国に生産施設を設けるのは今回が初めて。現地需要の拡大に対応することが狙いで、今後はコンクリート添加剤を全国各地に迅速に供給できるようになるという。

コロンボ近郊のサプガスカンダにあるリンデル工業団地内に工場を開設した。「マスター・ビルダーズ・ソリューションズ」ブランドの製品を製造する。同地は港湾に近く道路交通の便も良いことから、原料調達と顧客への供給でともにメリットが大きい。

BASFはスリランカに進出して80年以上が経つものの、事業規模は小さい。昨年は従業員数が31人で、売上高は約1,700万ユーロにとどまった。

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