パナソニックは8月31日、ドイツのスマートシティプロジェクト「フューチャー・リビング・ベルリン」に参加すると発表した。同社はこれまで日本、米国、フランスで同様の取り組みを行ってきたが、ドイツでは今回が初めて。同市で2日に開幕したコンシューマーエレクトロニクス見本市「IFA」でプレゼンテーションを行っている。
フューチャー・リビング・ベルリンはベルリンのアドラースホーフ地区で実施されるスマートシティのプロジェクトで、若手のビジネスマンから子持ち世帯、要介護の老人までとドイツ社会を反映した幅広い社会層が実際に生活する。「モノのインターネット(IoT)」の最先端技術を活用した生活や医療、交通、エネルギー利用に重点が置かれており、少子高齢化、再生可能エネルギーの利用拡大、モビリティのあり方の変化など同国が抱える重要課題の解決策を模索していく。
パナソニックは同プロジェクトを通して、どのような技術が生活の質の向上に役立つかなどを検証していく。