フォルクスワーゲン―人工知能の研究開発強化へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は16日、深層学習とロボット分野の有力な研究者であるミュンヘン工科大学のパトリック・ファン・デア・スマクト教授をミュンヘンにある同社のデータラボに10月から招へいすると発表した。人工知能(AI)のコンピテンスを拡大することが狙い。同教授をAI研究チームの統括責任者とする。

ミュンヘンのデータラボは2014年の開設で、AI、自動車データサイエンス、機械学習分野で研究開発に取り組んでいる。スマクト教授のチームはAIを自動運転や生産技術分野にとどまらず、開発から生産、販売、財務、品質保証にまたがる幅広い事業プロセスに投入することも目指す。

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