フォルクル―親会社が放出へ―

消費財大手の米ニューウェル・ブランズは6日、傘下のスキー用品メーカーである独フォルクルなどを放出すると発表した。ウインタースポーツ製品を非中核事業と位置づけたためで、9カ月以内に売却先を確定する考えだ。

フォルクルと米スキー用品メーカーのK2を売りに出す。売却交渉はすでに始まった。両社を一体で売却するか個別に売却するかは未定。

フォルクルは1884年の創業で、スキー用品の製造は1923年に開始した。現在はドイツ唯一のスキー用品メーカーで、同国南東部のシュトラウビングで製造を行っている。

フォルクルとK2は2007年、米複合企業ジャルダンに買収された。ジャルダンが今年4月、ニューウェル・ブランズに買収されたことから、ニューウェル・ブランズの傘下企業となった。

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