独電気電子工業会（ZVEI）が11日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月比5.6％増となり、3カ月ぶりに拡大した。比較対象の2015年8月に比べ営業日数が2日多かったことが大きい。地域別ではユーロ圏外が8.6％増加。ユーロ圏（ドイツを除く）と国内もそれぞれ4.6％、3.8％伸びた。
1～8月の累計の新規受注高は前年同期を1.1％下回った。ユーロ圏外が4.6％減少し足を強く引っ張った響いた格好。ユーロ圏は1.6％増加し、国内も0.4％拡大した。
8月の業界生産高は物価調整後の実質で前年同月を7.7％上回り、7.0％減となった前月から大幅に回復した。1～8月の累計は前年同期を実質1.7％上回った。
8月の業界売上高は145億ユーロで、前年同月から7.0％増加した。すべての地域で改善。ユーロ圏は9.6％増の26億ユーロ、ユーロ圏外は6.8％増の48億ユーロ、国内は6.2％増の71億ユーロとなった。
1～8月の累計の売上高は1,154億ユーロで、前年同期を1.3％上回った。国内が2.1％増の562億ユーロに拡大。ユーロ圏（0.7％増の217億ユーロ）とユーロ圏外（0.7％増の375億ユーロ）も増加した。