1-9月の建築許可24%増加、低金利や移民の効果で

ドイツ連邦統計局が18日発表した1-9月期の建築許可件数(増改築を含む)は前年同期比24.0%増の27万6,297件となり、1999年以来の高水準を記録した。堅調な雇用情勢と低金利のほか、移民・難民の急増で住宅需要が拡大していることが大きい。需要は大都市部がけん引している。

新築住宅の許可件数は23万2,516件で、21.5%増加した。難民施設の不足を背景に寮が129.6%増の1万8,387件と急拡大。2世帯と3世帯以上の集合住宅も2ケタ台の高い伸びとなった。

ただ建設業界団体HDBは、建設許可件数が大きく増えたものの供給は需要を依然として大きく下回っていると指摘。住居不足を解消するためには建設法を改正し煩雑な事務手続きを簡素化することなどが必要だと訴えた。

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