ボルクヴァルト―フォルシアと合弁、中国でシート生産へ―

北汽福田汽車(Beiqi Foton Motor)傘下の独自動車メーカー、ボルクヴァルト・グループ(シュツットガルト)は11月29日、自動車部品大手の仏フォルシアと共同で合弁会社を設立すると発表した。提携を活用して事業を拡大していく戦略の一環で、ボルクヴァルトの車両向けにシートと内装部品を開発。中国に工場を建設し生産していく。

合弁会社ボルクヴァルト・フォルシア・オート・システムズを設立する。出資比率はフォルシアが51%、ボルクヴァルトが中国子会社を含めて計49%。

天津に工場を開設し、まずは中国で生産するボルクヴァルトの小型SUV「BX5」向けにシートを製造する。将来的には欧州で組み立てるボルクヴァルト車にもシートを供給する計画だ。

ボルクヴァルトは提携をフル活用する事業戦略「S-N-A-P(スマート・ネットワーク・オートモティブ・プラットフォームの略)」を打ち出しており、すでに独ボッシュ、クーカ、韓LGなどと協業することで合意している。

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