機械業界受注10月は10%減少、国外不振で

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の10月の新規受注高は実質10%減と大きく落ち込んだ。国外が15%減少して足を強く引っ張った。ユーロ圏(ドイツを除く)とユーロ圏外でともに大型受注が少なかったことが響いた。比較対象の2015年10月はユーロ圏が55%増と急拡大しており、その反動も出た格好だ。今年10月の国内受注は1%増加した。

特殊要因による数値のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、8~10月は前年同期で実質3%減少した。国内は4%増加したものの、国外が6%減と振るわなかった。

1~9月の国内機械生産高は前年同期比で実質0.4%増加した。

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