ドイツ連邦統計局が13日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比0.8%増となり、上げ幅は前月の0.5%から拡大した。同物価の上昇は2カ月連続。鉱石・金属が6.3%上昇し、最大の押し上げ要因となった。また、スクラップ・リサイクリング材料(16.0%増)と動物(10.9%増)は2ケタ台の伸びを記録し、たばこと牛乳・乳製品・卵・食用油脂もそれぞれ3.9%、3.8%高くなった。
石炭・石油製品は3.5%減となり、下落幅は前月の0.2%から拡大した。このほか、穀物・葉たばこ・種子・飼料(5.5%減)、化学製品(5.3%減)、果物・野菜・じゃがいも(1.3%減)で前年同月を下回った。
11月の卸売物価指数は前月比では0.1%増となり、3カ月連続で上昇した。スクラップ・リサイクル材料(8.4%増)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(5.0%増)で上げ幅が大きく、鉱石・金属も2.2%高くなった。石炭・石油製品は2.3%低下した。